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ブリちゃんが心配 [音楽]

最近の私、標題のごとくブリちゃんがかわいそうで、気になって仕方がないのです。
先日、スーパーの店頭にてピープル誌の表紙を飾る自らバリカンで頭を刈り上げるブリちゃんの写真に衝撃を受け、その場で立ったままその雑誌を熟読するオバサンと化した私でした。

ブリトニー・スピアーズが人気大絶頂だったほんの数年前、私は彼女に露ほどの興味も持たず、ただ単に全米中のロリコンに支えられ、業界にでっち上げられた下品で頭の悪い娘なんだろうと思っていたわけです。
しかし、彼女の妊娠前の最後のヒット曲となった「TOXIC」のPVを何気なくテレビで目にした時には、思わず目が画面に釘付けになったものでした。
ほとんど裸の全身ラメラメくねくねダンスに圧倒され、あまりに大胆でセクシーなパフォーマンス、美しい容姿をメディアの中で最大限に活かして歌い踊る勇姿に痺れてしまったのです。
自身で作曲をするミュージシャンの類では決してない(*)にしても、確かに才能溢れる一流のエンターテイナーなのだな、と遅まきながら実感したものでした。
そして彼女の最後の煌めきだったこの「TOXIC=あなたは有毒」の歌詞がまた、有毒で危険なヒモ男ケヴィンの手に彼女が落ちる暗示であるかのようで感慨深いものが・・・。

逃げられない
あなたは危険
昂ぶり過ぎて戻れない
眩暈で正気を失いそう

あなたは有毒
私は堕ちて行く
禁断の園の味
私はあなたに中毒
あなたは有毒
あなたは有毒・・・

 

そして今になって彼女の更に昔のビデオの数々を見ると、この初々しい可愛らしさはどう?
今頃で申し訳ないですが・・・。
「I'm Not a Girl, Not Yet a Woman」
意訳すると、「子供じゃないのよ、まだ大人でもないけど」と言ったところでしょうか。
グランド・キャニオンの絶景をバックに、スリムで可愛らしいブリトニーが切なく歌い上げます。

 私は子供じゃないの
 (だから指図はしないで)
 でもまだ大人でもない
 (自分の中に大人の女性を探してるの)
 あと少しだけ時間が経てば
 (時間だけが必要なの)・・・

大人の女になりたくて仕方がないティーンネージャーの心の訴えなのです。
それが念願かなって、大人の女性になってみたところ・・・。

彼女の人気を支えていた層については、ロリコンもさながら同年代から下の少女達の熱狂的な信奉があったことを最近知りました。
友人夫婦の娘Bちゃん(11歳)は数年前までブリに夢中だったのですが、最近ではもうちっとも好きではないとのこと。
理由は?・・・「カッコ悪いから」
少女のカリスマとして最高にクールだったブリちゃんですが、今では体型が少女と言うよりはむしろまるで40代の彼女のお母さんに近いんですもの。
11歳にとって確かにお母さん風はクールじゃないよね。

この現象は、見た目が全てのポップアイドルにとっては命取りなわけです。
アヴリル・ラヴィーンが老けて例えブサイクになったとしても、彼女は自身で作詞作曲をし心の叫びを吐露する芸術家であるため、マーケットは変わっても生き残れる可能性は高いわけです。
役者の世界では9歳で酒、13歳でクスリ、14歳で自殺未遂を経験し一旦どん底に落ちた天才子役のドリュー・バリモアも、その壮絶な過去と経験を演技の肥やしにして這い上がり、現在は輝くばかりに復活を遂げています。

更に不幸なことに、ブリちゃんの男を見る目のなさは、嫌われ松子どころの騒ぎではないことがあげられます。
ヒモ男の前夫ケヴィン・フェダーラインは、二年間で彼女の財産を五十億円も使い込んだという浪費の天才。
彼は第二子目を妊娠中の元カノを捨ててブリトニーと結婚したわけですが、離婚した後も、ブリとの間に設けた二人の子供の養育権を巡って傷心の彼女と本気で争おうとしています。
そうすれば婚前契約書により離婚の際の財産分与が受けられない立場のケヴィンでも、子供のための養育費を毎月受け取ることができるからです。
子供をダシにしてもできる限りの金を搾り取ろうという、どこまでも最低なヒモ男・・・。
イタイのは、ケヴィンの顔は彼女が昔失恋したジャスティンと似ていること。彼はブリのタイプど真ん中なのでしょうね。
離婚後新しくできたボーイフレンドもルックスやファッションがケヴィンに酷似している上、交際二ヶ月足らずで破局した後すぐに、彼はブリトニーが未だに部屋にウェディング・ドレスを飾っていることや、彼女とのベッドでの秘話まで週刊誌に売ってしまいました。

最近のタブロイド誌を騒がせていたブリのパーティー三昧ですが、なぜわざわざメディアに格好の餌を投げるかのようにパリス・ヒルトンとつるんでいるのかが謎でした。
人気商売のため週刊誌の表紙を賑わわせることすらなくなれば、彼女の収入の道も確実に絶たれることになります。そのため敢えての話題提供なのかと思っていたのですが・・・。
やる事なす事パパラッチに嗅ぎ回され、プライベートの全てが万人の嘲りと哄笑の対象となっている今、ブリトニーは周囲の取り巻きや友人の誰が金目当てで集まっているのかですっかり疑心暗鬼になり、ノイローゼ状態に陥ってしまっているのだそうです。
可愛そう・・・。
その点、パリスだけはお金が目的でないことは確かですものね。

そしてこの都度の唐突な丸刈り行動、リハビリ施設への入所、自殺未遂の噂、完全にイッてしまった彼女の顔・・・。
「ティーンネージャーをスターダムに押し上げておいて、ケアもせずに放りっぱなしだ」と業界を批判している精神科医の記述を読みましたが、確かに彼女は8歳から芸能界で生きて来たので、まともな世界の物差しでは生きて行けないのは確かでしょう。
ただ愛する人と幸せになりたいだけの女の子なのに、特殊な環境で形成されたちょっと普通じゃない価値観と不器用さによって、ここまで本人がズタズタに打ちのめされるのは、見ていてあまりにも辛いです。

「大人の女性になりたいのー♪」と歌う、あどけなさの残る可愛らしいブリちゃんを見ると、切なくなってしまいます。
この後に及んで、ケヴィンと復縁か?なんて記事も出ているけど、やめておいた方が・・・。
ブリちゃん、がんばれ!!

以上、本日は完全なゴシップネタでした。(書いていてちょっと恥ずかしい)

(*3月8日追加) 実はブリちゃん果敢に作詞作曲を試みていたらしいです。知らなくてゴメンナサイ。ますますもったいないね。

Toxic

Toxic

  • アーティスト: Britney Spears
  • 出版社/メーカー: Bmg Int'l
  • 発売日: 2004/06/01
  • メディア: CD
I'm Not a Girl, Not Yet a Woman

I'm Not a Girl, Not Yet a Woman

  • アーティスト: Britney Spears
  • 出版社/メーカー: Jive Int'l
  • 発売日: 2002/06/11
  • メディア: CD

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バカンスが明けて。音楽のお話。 [音楽]

今日は朝から雨がしと降る日でした。夕方少しだけ西日が差していたかな。
街中でバカンス休暇中だったお店も、ちらほら開き始めています。
有名なパティシエのサロンにケーキを食べに行かなきゃ!
携帯を失くしたYちゃん、何処に居るの!?ケーキ食べに行きますよ!

パリでの2ヶ月が過ぎて・・・。
あまりパリのお話をしませんでしたね。
実は、7月の酷暑以来、パリの大気汚染と雑多さに耐え切れなくなって、緑を求めては森や田舎に行っていたものですから・・・。
特に私の住んでいるモンパルナスは、大きな交差点のど真ん中。
深夜でも常に車が行き交い、夕方通りに出ると新宿並の混雑なのです。
加えてこちらはディーゼル車が多く、真っ黒で臭い排気ガスが、空調がないために僅かなそよ風を求めて開け放した窓からもうもうと入ってくるのです。

今のところ、パリで私が一番気に入ったのは・・・。
シテ島にあるサント・シャペルでのクラシックコンサートです。
この教会は建築物としても素晴らしく、ステンドグラスはパリで一番美しいと聞きます。
そんな空間で小一時間のコンサート。
故意であろう天然の音響がまた素晴らしい。
少人数で行われるアットホームな雰囲気も、長すぎない演奏時間も、今まで聴いたクラシックコンサートの中で、一番でした。
もう3回も行ってしまいました。(まだ行くかも)
ほぼ毎日、3日~1週間ほどの公演期間でさまざまな題目のコンサートが行われています。
特に、バッハを奏でたヴィオロンチェロのソロの低音が鳥肌ものでした・・・。

地下鉄シャトレ駅では、本格的なクラシック演奏をアマチュアの弦楽器集団が奏でている所に出くわすことがあります。
私はバッヘルベルのカノンを演奏されると、泣きます。
いや、そこまでは行かないけれど、その場に釘付けになります。
彼らはそれを知ってか(単に人気があるからだろうけど)、いつもカノンを弾いてくれる。

この間、ベルシー地区にある、変ったクラブに連れて行ってもらいました。
セーヌの河岸に、もう航行していない船がクラブやバーに改装されて、赤やオレンジの魅惑的なネオンを放っているのです。
河岸を散歩中に好みの音楽が聴こえて来ようものなら、フラフラ~っと入っていってしまいたくなる船の数々。
そのひとつ、「BATOFAR」は大きめの灯船をリメイクしたクラブ。
内部は、鋲が穿たれた壁や丸窓など、ウキウキするようなかつての船の内装をそのまま残した探検空間のようでした。
その晩はテクノ・ナイトで良くわからなかったけど、でも楽しかった!
ぜひ、また行きたいです。

ピカソやユトリロがたむろしていたという古のシャンソン・バー、モンマルトルにある「Au Lapin Agile」。
入場料ひとり24ユーロでドリンク一杯付き。
一度入れば、何時まで居ても構わないようです。
内部は雰囲気たっぷりの赤い照明の中、無名時代の巨匠達の絵が無造作に掛けられ、昔のままの趣であることが感じられます。
20世紀初頭の時代にタイムスリップしたような雰囲気の常連の人々がテーブルに付いている・・・と思ったら、彼らもショーの一部。
専属のシャンソニエ達でした。
沖縄の島唄スナックのもっと洗練された本格的エンターテイメント・バージョンという感じ。
♪オー、シャンゼリゼーという唄以外は知らなかったのが残念だけど、シャンソニエたちの声量には目を見張るものがあります。21時から深夜2時まで、毎日あのテンションでショーを続けるのは凄いな、と感心しました。
店内は狭く、割と観客参加型なので、多少疲れます。
連れて行った母は意外に楽しんでいた感じ。


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のうぜんかつら [音楽]

月桂冠の「定番酒つき」のCM を話題にしましたが、この背後に流れている曲を入手してきました。
私がAVEXのCDを手にしたのが人生で始めてだったことがわかったんですが、コピーガードが付いていて、CDどころかハードにもバックアップできない上に、パソコンのCDドライブやカーナビでは再生保障しないし、それによって機器に不具合を生じても一切知りませんて。
あ、あとMacには対応してませんって。(バッサリ)
強気ですね。

安藤裕子ちゃんはジャケットを見たところ童顔で可愛いので、実はすごく若いアイドル系?と思ってしまいましたが、作詞作曲も自分でしているれっきとしたミュージシャンですね。
チャラが好きで、鬼塚ちひろもよく聴いていて、元ちとせ風に唄ってみたりもできます♪と言う感じです。
同世代で私も同じような曲を聴いて来ているので、とても聴きやすいです。
少々誇張しすぎな感もありますが、鼻に付くほどでもなく、なかなか良いですよ。

のうぜんかつら、あのCMの焼き魚が匂って来ました。

安藤裕子 オフィシャルページ
http://www.ando-yuko.com/

Merry Andrew

Merry Andrew

  • アーティスト: 安藤裕子, 山本隆二
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD


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Simone est pas jolie... [音楽]

昨日、語学学校で現在私が使用している教科書「Connexions Niveau1」で、妙な歌を習いました。
Les Escrocs の「Simone à la neige」(シモーヌ雪山へ行く)というひどい歌です。
ノリのいいポップなレゲエ調で、こんな歌詞が延々と続きます・・・。
訳してみました。

シモーヌが雪山に出掛けた
ベージュのセーターを着て
寒いのは苦手なので、着ぶくれして行った
シモーヌはパン屋の研修生
お金がないので電車で行った


シモーヌ 悲しい
頑張らなくちゃね
シモーヌ 寂しい
恋人いない
シモーヌ ぶさいく
(ぶさーいくー)
友達いない
夜にはベッドで欲求不満

シモーヌは雪山に出会いを託す
(雪山でー)
将来の伴侶との
(夫だよー)
けれどやっぱり見つからぬ
シモーヌのセンスは最悪だ
(その服・・・)
安ホテルの客室で
シモーヌはダサイジャケットを羽織る
(ダサイ!)
臭い香水振り掛けて
そのベージュのセーター・・・

※くりかえし

シモーヌ アイスをバカ食い
シモーヌ ちょっぴり太っちゃう
シモーヌ ケーキもヤケ食い
シモーヌ ちょっぴり太っちゃう
(食べすぎ、食べすぎ、それは食べすぎ・・・)

シモーヌに恨みでもあるのか・・・。
あまりに変なので、思わずネット検索してしまったら、意外に有名なグループなのですね。
曲も沢山出しているようで。
http://www.lesescrocs.com/
でも、やはり変な人たちだ。

これが教科書に載ってるのって・・・。
しかし、少しわかりかけて来たフランス語でこの歌を聴くと、もの凄くおかしいのです。
そして昨日からずっと「♪シモーネ、パ・ジョリ、エル・ナ・パ・ダミ」のリフレインが止まらない。

* * * * * * * * * * * * * *

おっ、なんとその後発表されたアルバムに「Simone à la mer」(シモーヌ海へ行く)という曲があるらしい!
パン屋の研修生だったシモーヌは、ビジネス・ウーマンと変貌を遂げ、億万長者になったらしい。
高級スポーツカーを乗り回し、ダイエットに成功して骨と皮になって、ビーチで3人の婚約者に日焼けローションを塗らせている!
よかったなあ、シモーヌ。
メロディーは同じなのか?ぜひ聴いてみたい・・・。
明日、図書館で探してみようっと。
ちなみに、バンド名の Les Escrocs は「詐欺師達」。
パリに居たらこのコンサート、ちょっと行ってみたかったような気もする・・・。

Pieds Sur Terre

Pieds Sur Terre

  • アーティスト: Les Escrocs Six
  • 出版社/メーカー: Mpmed
  • メディア: CD


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琉球フェスティバル'05 @日比谷野外音楽堂 [音楽]

行って参りました。
伊豆の辺りに台風が来ているとのこと。
昨日は一日結構な雨だったし、今朝も…。
ワッシワッシと木を揺する生暖かい風にはまさに台風の気配。
チケットには「雨天決行」って書いてあるけど、野音てかなり野外じゃなかったっけ?
びしょ濡れを覚悟して雨合羽を買って挑みましたが、幸運にも一滴の雨粒も降らず、ライブが中盤に差し掛かる頃には、空はすっかり晴れていました。

私の不勉強ですが、名前を聞いたことのあるアーティストが3人ほどしかいない中、アーティスト紹介に純粋な民謡に比べて「○○と沖縄音楽の融合」ばかりが応酬するので、「痛いピコピコ民謡」への懸念が募っておりました。
さて一発目のレゲエくん達のかなりの二流ぶりに相当不安になったものですが、その後は完全なる杞憂でした!やはり生は良い!!
知らないグループの知らない歌でも、ライブだと本当にいいんですよねー。
お客さんも超楽しそうだしっ。
そして実はテクノの二人組のユニット「琉球ディスコ」が、かなり気持ちよかったのです。
写真を見たら、双子の兄弟なんですねー。それもイケメンじゃないですかー。
そして卓球の秘蔵っ子だったというわけですかー。

電気グルーヴの石野卓球がオーガナイズするレーベル、Platikからデビュー・ミニアルバム『LEQUIO DISK』をリリースした沖縄の双子兄弟<リズム担当のRKD1とミックス&エフェクトを担当するRKD2>の琉球ディスコ。沖縄に拠点をおきながら「沖縄の音」にこだわり続け、テクノミュージックと融合させたサウンド作りが魅力の要注目ユニット。

RYUKYUDISKO
http://bounce.com/interview/article.php/1800

お外は気持ちいいなぁ。
沖縄の曲と泡盛は、やはり外が似合います。

そして、登川誠仁さんがトリで登場。
めんこかった!
MCのゲンちゃんに自己紹介しなさいと言われて、「ヒロスィです…」と言ってました。
まったくお茶目な爺さんだわ♪

それにしても、大阪の琉球フェスの方がいつも顔ぶれが豪華なんですよね。
特に去年の大阪のメンツ、もしこれを事前に知っていれば琉球フェスのためだけに大阪まで行っても構わないな…。
生BEGINが聴きたいなぁー。

今年の東京の参加メンバー:
登川誠仁/金城実/前川守賢/ディアマンテス/パーシャクラブ/TINGARA/D-51/桑江知子+鬼武みゆき/池田卓/U-DOU&PLATY/RYUKYUDISKO/URU


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谷山浩子「猫森集会」~わたしの知らない世界 [音楽]

思春期の頃に特に大きな声で言いふらしはしないけど、密かに愛聴していた音楽や何度も読み返す本など、ありませんでしたか?
私にとって谷山浩子はそんな歌手のひとりだったのです。

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十六夜月にとぅばらーま、黒糖のクレープ! [音楽]

また大島保克さんのライブに行ってしまいました。
それも茅ヶ崎まで。
まるで保克さんの大ファンみたいですが、沖縄好きのT君が誘うんだもの。もうチケット買ってあるんですからね、彼は。
実際、保克さんは大好きですけれどね。
今回は前回と違い、サポートの鳩間可奈子ちゃんもギターも琴もありませんでしたが、それはそれで月夜にしっとりと簡素な演奏で宜しかったです。
9列目と前方の席でしたので、唄う保克さんの顔が良く見えまして、やっぱり素敵な人だわー。
保克さんは若いのにオジイみたいな口調で喋ったり、肩の力が抜けていて雰囲気がとても良いのです。
BEGINの比嘉栄昇さんと高校の同級生なんですよ。栄昇さんも好きなんだよね、私。
兎も角も保克さんはバランスが取れているのです。
若者向けの島唄はやっぱり保克さん。
しかし生家が三線の師範という環境ですので、基本をきちんと抑えられています。
沖縄民謡のCDは、ないちゃーにも聴きやすいようにとやたらにピコピコシンセや痛めのラップとか入れちゃってるアルバムか、または渋い渋い古典過ぎてちょっと日常で聴くには辛いな~というもので割と二分されているのですよ。

そうそう、保克さん眺めていて気が付きました。
彼のハゲ方が、私の婚約者と同じでした。(私ハゲ専ではありませんよ)

そして、帰りはついに「ガチマヤー」に行ったのです!
ひっそりとした小道から暖簾をくぐると、店内は表参道だけあってお洒落。そしてお料理が本当に美味しいです。
伝統の島料理にちょっと食傷気味だったT君も、少し目先の変わったメニューを選び「創作ぶりが絶妙」と大喜びでした。
私達が食べたのは、島豆腐のコロッケ、手打ちソーキそば、島魚のバター焼き。そして「不細工!お歯黒」といわれつつもやめられないイカスミ雑炊と、イカスミ焼きそば。
そして何よりあぁ、夢だったの黒糖クレープ・・・。
T君の頼んでたココナッツぷりんがグレープフルーツ果肉など載ってて、また美味だったのでございます。
早くまた行きたい。ガチマヤー(食いしん坊)になっちゃったよ。
近頃恋の予感を感じている32歳T君に、ぜひ次回のデートに使うよう推しておきました。

来週は琉球フェスティバルです。
生 登川誠仁だよ!


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元ちとせ 「死んだ女の子」 [音楽]

終戦記念日。
今日までの限定配信である「死んだ女の子」を再度ダウンロードします。
8月6日広島原爆投下60周年前夜のこの日、ニュース23で1年8ヶ月ぶりにステージへ復帰した元ちとせが坂本龍一とともにこの曲を披露したのは、もちろん見逃しませんでしたよ。
復帰と同時にこんな題名の曲をぶつけてくるなんてまた賛否両論でしょうが、天晴です。
素晴らしい試みです。
放映当日は、普段テレビを付けない私が間に合うように家に帰ってきて、ずっとスポーツニュース(←嫌い)なんかやってる時も消さずに待ってたんですから。

曲の感想は、感情剥きだしにし過ぎかなぁ、と。
炎の中で血反吐を吐き出すように歌うんですもの。
もともと残酷で悲しい唄なのだから、もっと淡々と唄う方が哀しみがより色濃く滲んで、上品なんだけどなぁ、と思ってしまいましたー。
ダウンロードする気まんまんだったんですが、初めての経験だったもので操作に失敗し、ま、いいかなー・・・と放置しそうな勢いだったんですが。
収益はユニセフに行くのだし、やはり、思いなおしてダウンロードしました。

「死んだ女の子」は、トルコの社会派詩人=ナジム・ヒクメットの詩を、ロシア文学者=中本信幸氏が日本語に訳し、その訳詩を読んだ日本を代表する作曲家=外山雄三氏が作曲した名曲。原爆の悲惨と戦争に反対する切なる気持ちを、原爆の火に焼かれてしまった女の子に成り代わって歌った重いテーマの作品。


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「寺山修司作詞+作詩集」 [音楽]

-恋のない子に、何がある?

いやん、スゴイものみつけました。
さすが港区図書館。
素晴らしいです。
寺山の二十回忌を記念してリリースされたものなのですね。

朝丘雪路が唄う「与謝野晶子」とか、凄いです。
激しいイントロ前に、「その頃、鉄幹には妻も子もあつた-」と昭和っぽいナレーションが入るのも。
他にもフォーリーブス、カルメン・マキ、愛川欣也と名を連ね、若かりし郷ひろみの歌声も。
ライナーノーツにある「突拍子もない歌キャラクターの持ち主、郷にしか歌えないシュールな明晰さが疾走している。」という評が絶妙ですー。

寺山修司作詞+作詩集

寺山修司作詞+作詩集

  • アーティスト: オムニバス, フォーリーブス, 江夏圭介, カルメン・マキ, 伊東きよ子, 六文銭
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/06/04
  • メディア: CD


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フジ子・ヘミング「ラ・カンパネラ」ブタペスト・コンサート・オーケストラ - みなとみらい [音楽]



フジ子とその伴奏者達かと思いきや、ブタペストの方がむしろ主役なんですね。
前半で演奏したきりフジ子は退場してしまったので、期待に反して尻つぼみな気分になってしまいましたが。
けれども女友達ときちんとワンピースなんて着てクラシックのコンサートっていいもんですね。ウキウキしちゃった。
フジ子が出てこないのは寂しかったけど、指揮者の吉田裕史さんの動きのキレにはちょっと釘付けになってしまった。
ツバメ服を靡かせる後ろ姿は、王子ミッチーのようでしたよ。
ずいぶん若いように見えましたが、37歳とのこと。
指揮って結構目が離せないものがありますわよ。

トリビアの泉で「クラシック音楽には楽譜に「指揮者が倒れる」という指示が書かれた曲がある」という情報があったのを思い出しました。以下引用。

ドイツの作曲家マウリツィオ・カーゲル(1931~)が書いた「フィナーレ」という曲です。楽譜には指揮者への指示が書かれていて、そこには「指揮者:突然のけいれんに見舞われたかのように硬直する。右の腕は上げられ、肩は盛り上がる。左手でネクタイを締め、自分の胸のあたりを軽くさする。…譜面台をつかみ、…後ろの床に聴衆に頭を向けて倒れる。そのため譜面台は彼の上に引き倒される」と具体的に書かれています。この指示は20分ほどある曲のラスト5分のところにあって、指揮者が倒れた後はバイオリン奏者が代わりに指揮をとります。
今回は山形交響楽団と指揮者の飯森範親(いいもり・のりちか)さんに実際に演奏してもらいましたが、飯森さんは日本で唯一「フィナーレ」を指揮した経験がある指揮者です。クラシック音楽にはこういう変化球みたいなものがちょこちょこあるんですね。それだけ「俺の曲を寝ないで聞け!」って思ってた人が多かったのかなあ。


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