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引っ越しました [カナダの日々]

ようやく、ゴミ屋敷から引っ越すことができました。
そして私は今、ガラーンとした居間にひとり、ミカン箱を置いてパソコンに向かっているのです。
Rは昨日から数日間の予定で出張に行ってしまいました。
ようやくインターネットに繋がったのは、実質最初に繋がる予定だった日から8日後の昨日。
さらに料金は日本で私が7年前から契約しているO○Nの3倍以上(速度は5分の1)、接続技術者は来る予定時刻になっても現れず、問い合わせの電話を入れてもサポートセンターでは「私にはどうしようもないわ。予定では今日となっているから、遅れてるんじゃないの」とだけ。
「結局来なかったりしてねー、イギリスやフランスではこういうことよくあるんだよ。アハハ」と言って笑っていたところ、やはり来なかった・・・。
再度問い合わせると「行ったけど家に誰も居なかったので、伝言を残した」ということになっているらしい。
その伝言は、どこだよ?
誰も居ないはずの家で、2日間連続夕方の貴重な3時間をじっとお前を待っていた私たちは?
24時間マンションの表玄関に座っていた警備員は?
・・・実は来てないだろ、お前。

まったく、この国の宅配サービスの類は本当に酷いです。
郵便局からこれらの訪宅サービス、高額な送料による確実な配達を掲げるFE○EXなどの私立企業まで、ドライバーは顧客の手元に荷物を届けるということに対しては一切の労力を払わないのです。
一度ドアを軽くノック、返事がなければ不在票さえ入れずに立ち去ってそのままということもよくあります。再配達などもってのほか。
待ちぼうけを喰らって不機嫌な私たちは、これを確実な配達や時給による報酬ではなく、不在も含めて如何に多くの家を廻ったかによって給金が支払われているためではないかと勝手に推測、双方一応の合意を見て納得。というか、そうでもしないとこの許し難い怠慢さの説明がつかないんだもの。
おかげで不要な夫婦喧嘩に発展するところでした。
これまで幾度、大切な書類や荷物を受け取りあぐねたことでしょうか・・・。
パスポートの配達や、インターネットの接続技術者、確認の電話一本を入れることがなぜそんなに難しいのでしょう。
昨年から待っていた私の健康保険証は、結局届きませんでした。
また役所に行って新しい住所宛に再発行してもらうよりなく、更に数ヶ月かかることになってしまいます。

仕事上ネット接続状態が不可欠であるRは、せっかく引っ越したというのに前に住んでいたゴミ屋敷まで車で日参し台所でメールチェック、もしくは外出先にいつもノートパソコンを持ち歩き、周囲の飲食店がワイヤレス・インターネットを提供しているか常にチェックする一週間でした。

こちらのインターネット事情は日本のNTTにあたるベル・カナダ、ケーブルTVと携帯電話のROGERSの2社がほぼ独占状態ですので、個人の無力な顧客が文句を言っても彼らはビクともしないのです。
競合がない社会というのは、消費者にはとても厳しいですね・・・。
カナダは国土は広大だけれど、人口的には日本に比べると桁違いに小さい国であるということを、何度もRに指摘されます。
日本は面積こそ小さいが、実は大国なんだよなぁ。
フランスに住んでいた時、日本人の友人がフランス語のクラスで日本の人口の話になり、フランスの6割ほどの国土面積内に2倍以上の1.3億人がひしめいていることを初めて認識し、「日本人って多いんだね。なんだか恥ずかしくなっちゃった。」と言っていたことを思い出しました。


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のふ

お引越しおめでとー!
しっかし、相変わらずだね、カナダのサービスは。ピューロレーターには私もあのわずかな滞在期間にも関わらず、ブチギレ事件がありましたわ・・・。

新居の写真でも今度アップして見せてね^^
by のふ (2007-04-13 13:55) 

meg

ああ見せてあげるさー
この何もない居間を。
ピューロもカナダポストもええ加減にしれよって程やらかしてくれてます。
現在、未解決のトラブル事由2件抱えているところ。
UPSは今のところ全勝かな。
by meg (2007-04-14 00:16) 

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