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西洋芍薬、くれなゐ蕾、匂ひこぼるる [一般]

種から植えるからダメなんですよね。
最初から高望みが過ぎました。
死に絶えたようなシソの鉢の黒土を眺め、首を捻る私。
見かねて姑がハーブ苗のプランターを買ってくれましたところ、殺風景なベランダがぱっと華やぎましてね。
やはり植物効果は絶大。
ローズマリーやらミントやら西洋の香り芬々につき、当初の和草薬味大作戦からはかなり逸れるところなのですが。
そこで、思いつきました。
苗であればいくら植物力のない私でも大丈夫なはず、ということで薔薇やら魚柳梅(オステオ・スペルマムというらしい)の花の苗を入手、頑張って土いじりをして植えましたのことよ、お義母さま。
どうですー、素敵じゃないですか。





そしてこれは衝動買いした切花、西洋芍薬。
ああ、この形態が身悶えするほど好き。
昨日は真ん丸に締まった固い花蕾だったのが、今朝からもったりと開花中。
官能的だねぇ。








おまけ。
ニンジンの葉っぱ。
とても強情な奴で、一ヶ月間は皆に「その二つのオッパイは何?お守り?」「醜いオッパイだなぁ」と揶揄されつつも一向に葉を出さなかったのですが、辛抱強く水を替えていたところ、数日前の蒸し蒸し日和を境に爆発中。
昨今の私の食生活のすべてを委ねてしまっている Cookpad で見つけた可愛いアイディアです。

捨てないで☆にんじんのヘタ
http://cookpad.com/mykitchen/recipe/345334/


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ホメオパシーで恐怖症を打破 [一般]

恐怖症とパニック障害って同じものなのかな?
ある出来事により二年前から軽く悪化した私の閉所恐怖症ですが、気になってウェブで調べてみると、どうもパニック障害の症状にとてつもなく近いようなのです。
自分がパニック障害とは・・・、一体どんなトラウマが私の心の奥底をロックしているのだか、ひょんなことで垣間見えた自らの内部の闇が何だか計り知れなくなりました。

とは言っても、私は電車も飛行機にも乗れてしまっているわけです。
体調が悪かったり、何か不穏な事件が起こるともうダメなのですが、日常の状況では自分に暗示をかけて無理に誤魔化さずとも、ごく普通に乗り物に乗れるようになっています。
恐怖症の治療法として、何も悪い事が起こらなかったという良い経験をいくつも積み重ねて行き、より苦手な状況にも徐々に慣らしていくというのが有効なようで、嫌いなエレベーターにも毎日果敢に挑戦していますことよ。

まあ、大人になってから最初のパニック発作を起こすまでに海外に飛行機で何十回と行き、東京の満員電車で毎日通勤していたのだから、経験値で行けば相当のツワモノになっているはずなのですがね。
ただ、去年の夏以降はかなり敏感になっていたために、飛行機に乗ることは結構な不安でした。
飛行中エア・ポケットに落ちたり、前輪が出なくて胴体着陸、なんて状況になれば、私はおそらく発作で悶絶して周囲をより一層の恐怖の渦に巻き込んでしまうと思うので・・・。
更に一旦発作を起こした機内に再び戻ることは、相当の努力が必要になるはず。
海外に在住している以上、飛行機に乗れない人になるわけには行きません。

閉鎖された空間内にて突然咳が出て止まらなくなることがある私は、ペットボトルの水を常にカバンに入れておくことで、お守り代わりにしていたのです。
例えエレベーターや電車が止まって中に閉じ込められたとしても、水があればとりあえず死なないかな、と。
しかし最近の飛行機(特に米系航空会社)は水どころかあらゆる液体を搭乗前に容赦なく没収するため、その作戦も適わず。うわぁぁぁぁ、万事休す!!!

そこで、ホメオパシーを試すことにしました。
今回、バンクーバーに飛ぶ直前にパニック・レスキュー・レメディというものを入手したのです。
心と体を静め落ち着かせる効果があるという、小さなスプレータイプの調合レメディです。
出発の日は体調的に少し不安定だったのと、久しぶりに早朝に起床して高速道路の架橋上をジェットコースターのごとくタクシーで飛ばしている状況、5時間のフライトへの緊張感などで、私はいつになく発作への不安を抱えていました。
そこで早速、前日届いたレメディ登場。
試しに口の中に規定どおり2度ほどスプレーすると、気のせいかスーッと不安が落ち着いて、急に頭が冴えたような気がしました。

この際に同時に求めたのは、アレルギーに有効なアラメッド・リリーフ、困難な状況に遭遇したときやショックを受けたときに心の救急処置となるバッチフラワー・レスキュー・レメディーです。
他にもハーブ茶を数種。
膀胱炎などの感染症に対して体の自然な回復力をサポートするためにつくられた腎臓/膀胱ティー、女性の心と体を物質的、生理的にサポートするというウーマンズティー、肌に良いと一時評判になったローズヒップ・ティーなどです。

購入したのはニュージーランド・ヘルスショップという、その名の通りニュージーランドにて自然療法家であるオーナーが、成分や品質にこだわって厳選した自然派健康製品などを販売するお店です。
アロマセラピーについて興味を持ち、調べ物をしていた時に出会ったサイトでしたが、オーガニックのハーバル原料を中心にした興味深い商品ラインナップにすっかり心を奪われて、つい色々と注文してしまったものでした。
ヤバイ。ハマリそう。バッチフラワーのお勉強のためだけに、イギリスに留学したくなって来た・・・。
実はこの受け取りにも一悶着あり、カナダ郵便局の怠慢によって最初に発送されたこのニュージーランドからの小包は行方不明になってしまっていたのでした。
本当は12月に日本に一時帰国する前にはすでに受け取っているはずだったのです・・・。
三ヶ月経っても私の商品が手元に届かないことに驚いたスタッフの方が、ご好意で同じ製品を再度発送してくれたため、今回ようやく受け取ることができました。
優しい方々です。
しかし、そんな生活にもうっかり慣れて来てしまっている自分が怖いです・・・。
以前はひとつひとつに激昂して怒りの記事を書いていたものよのう、とニースの日々を懐かしむ私でした。

ニュージーランドヘルスショップ
http://www.nzhealthshop.net/

* * * * * * * * * * *

先日、ネットサーフィン中にこれを見つけました。
奥田民生が歌う「エキセントリック少年ボーイ」の終わりのテーマです。
何だか切なくて、まるでいい曲みたいですね。
もともとこの曲が結構好きで、当時は割と真面目に口ずさんだりしちゃっていたのですが・・・。
「あーあー明日になんかならなきゃいいのにー♪」ってね。
松ちゃんの歌詞、変だけどいいよな。


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発破オーライ [一般]

期間限定の学生としてカナダに滞在していた時と、現状の心理状態のこの大きな違い。
短期間で如何に貪欲に英語と異文化を吸収してやろうかと息巻いていたあの頃、フランスで毎日が血の滲むサバイバルだったあの頃・・・。
今では自然光の入らないアパートで貪るように日本語のウェブや本ばかりを読み耽り、すっかり気抜けしたバカ貝のように引きこもっております。
12月に買い物帰国した際、日本在住の友人でさえ知らない芸能情報の数々を披露して呆れられたり。

要するに、サバイバル・モードは永遠には続かないってことです。
トロントに落ち着いて気が抜けた途端、近所でのちょっとした買い物や、病院への電話予約、クレジットカードの有効化手続き、役所への保険証不達の苦情、Rの友人夫妻との夕食会での会話、銀行窓口の行列での立ち話、果ては宅配便の対応まで、日常の細々としたものすべてがハンディキャップを感じる英語であることが、胃につかえた小さな餅片のように少しずつ少しずつ私を苛んで行くような・・・。
日常の何気ない行動すべてが、30年あまりの月日に培って来た技術と経験では対処しきれず、いちいち10倍以上の努力を要することがストレスになっているようです。
自分の社会的な能力が半分ほどに目減りしたような気がしてしまうのですね。
まあ、海外に来ないまでも結婚して環境が変わったり、家に居る自分に慣れてしまい外の世界に晒されることに億劫になるというのは多くの主婦が経験することのようであり、実際にそんな立場の友人からもそう励まされました。

あ、他にすることもないので料理だけはかなり上達しましたよ。
思い余って日本でも煮たことのない小豆やデミグラスソースを一から作ったり、キャベツを2週間漬けてザワークラウトを作ったり、柄にもなくケーキやどら焼きやらを焼いたりなどしていました。
特に出汁は今までなぜか「面倒くさい」という抵抗があって、ちゃんと鰹から取れば安全で美味しいのになぁ・・・とわかっていながら化学調味料の粉末しか使ったことがなかったのですが、ここに来てようやくきちんと取り始めました。
粉末に比べるとやはり面倒だけど、美味しいです。
徐々に慣れよう・・・。
鰹節が500gパックで25ドルと、こちらでは随分割高なのが玉に瑕。

まあこんな日々も時には必要なのかもしれません。
来月には新しい家に引っ越せるので、またやる気が出てきました。
そして社会復帰のリハビリとして、ショック療法を考えています。
荷物や家具の配置など引越し先が落ち着いたら、真剣に就職先を探す予定。
英語の仕事環境に自分を投下してショックを与えれば、こんな弱虫な精神的ハンデは吹っ飛ぶはずなので。
能力目減りのコンプレックスも同時解消、さらに小遣いが稼げるというのはとても大切なことですよね。
このままでは貧乏でストレス解消のお買い物もできやしないもんな。
今働かずに、いつ働く?
ということで、自分に発破をかけました。


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家さがし [一般]

これだけ長く更新にブランクが続いていると、実際に何を記事にするべきか考え込んでしまいます。
これってわざわざ書く価値のある事かな、などと躊躇してしまうのですね。
けれども、少々動きがあったのでこっそり更新しておきましょう。

実はトロントに戻ってからというもの、特筆することは何もしていなかったのが実際でして。
現在の仮の住まい(フロントポーチは腐って壊れかけ、換気口から入り込んだ小動物が階上の床と天井の間で夜な夜な巣作り、地下にはネズミ、自然光の入らぬ室内は本を読むと頭痛がするほど暗く、隣人は毎晩爆音でパーティの学生達・・・と、かなり酷いガラクタの巣窟状態)から一刻も早く抜け出したい切なる思いとは裏腹に、20軒を超えるアパートを見に行きましたが、気に入るものが見つからなかったのです。
現在トロントは高層マンションの建設ラッシュのためにもっぱら借り手市場とのことなのですが、ダウンタウン圏内にて、ある程度のスタンダードを求めると相当お高くなるんですねぇ・・・。
東京の山手線あたりの家賃とあまり変わらないかも。。。ちょっと驚きました。
私たちは目下無収入カップルですので、その辺の経済的制約も事態を何ヶ月も長引かせる理由のひとつでした。
行動もいまいち遅かったようで、数少ない格好の物件は寸でのところで目前からさらわれ続けの連敗です。

ということは、私が日本やフランスから送り付けた10個近いダンボール箱の私物が、開封もされずに部屋の其処此処に積み上がっているということ。
気に入った服や靴のひとつも、日本から持ち込んだ本やらCDやら台所用品などもいったい何処にあるのか、使うことも叶わず。
住まいが落ち着かない限りは、何を始める気にもなれなかったのでした。
バスタブもないから硬水シャワーと乾燥で足の皮はボロボロ剥けてくるし、ベッドルームには暖房もないんですよ!!(号泣)

しかし、昨日見た21軒目のコンドミニアムは逃しませんでしたよ。
部屋を出る時には、私の心はもう固く決まっていましたので、モタモタするRの尻を叩いて車内で申請用紙に記入させ、家主に渡して帰りました。
フフフ。
勝利です。他のどの候補者をも出し抜いた実感あり。
お気に入りのセント・ローレンス・マーケット(街一番の市場です。もちろん築地市場の足元にも及ばないけどね)の近くに住めます。
新鮮なマグロもホタテの刺身も買い放題だぜ!(値段はおいといて。実はとても高い)
ぎゃっほううぅぅ!!
狂喜乱舞。
引っ越すまでまだ1ヶ月はありますが、耐えられますことよ。


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よく見える [一般]

室内の照明がやたらに暗い。
欧米を旅していると、まず気づくこと。
夜、ムードのあるレストランなどに至っては、かなり近くまで歩いて行ってウィンドウを覗き込まないと、ひょっとして閉まっているのではとドキドキしてしまう。
特に、フランスに比べて北米では更に暗いと感じます。
従って近視かつ乱視で鳥目の私には、本日のオススメ看板どころか、手元のメニューを読むことさえ覚束ないのです。
家の照明もしかり。
欧米人の虹彩は概して色彩が薄く、アジア人に比べて眩しさへの耐性が低いことが理由だとどこかで読んだことがありますが、とにかくこの薄暗い照明に慣れ育った人々の家も、また薄暗い。
私の家も、とても暗いのです。
気が狂いそうです。
だって、何も見えないんだもの。

けれども・・・、カナダに来ればヘルスケアがタダ!
上陸次第、眼科と歯科へGO!と息巻いていたにも関わらず・・・。
移民への健康保険証の交付は申請後3ヶ月ですってよ!
3ヶ月の間に病気や事故に見舞われたらどうするんですか?
経済力や社会的基盤がしっかりしていないイタイケな移民の健康は補償されないってわけ!?
しかし-、保険証の有無は眼科へ掛かる上で、何ら問題にはならないことがすぐに判明するのでした。
眼科と歯科は、保険適用外なんですってよ!?
私は何も審美歯列矯正とか、ブルーのカラコンをタダで提供しろと言っているわけではないのよ。
目ですよ、目。
致命的な欠陥でしょ、視力の低下は。人類の社会生活にとって。
何でも以前は眼科治療費は補償されていたのが、数年前に州政府が規約を改定したのだとか。
というわけで、眼科での視力検査および処方箋の発行になんと95ドル。
日本の方がよっぽど安かったよ・・・。(涙)

ともあれ、東京OL生活で罹患したドライアイのおかげでコンタクトレンズを諦めてはや5年。
使い捨て乱視用ソフトレンズも昨今かなり進化+普及したのでは?と、目下再挑戦中です。
クリアな視界で明晰な頭脳を取り戻す大プロジェクトですから。
未だにドライアイのため長時間は装用できないのですが、外を歩いた時に目に飛び込んでくる情報量の爆発的な量に圧倒されています。
ごく重厚に作られたコッテリごちゃごちゃした映画を見ているみたい。
「アメリ」とか「ムーランルージュ」とか、ピーター・グリーナウェイとか。
メイン・ストーリー進行の外側で4重5重の別の世界が同時展開しているのが一気に見えちゃうのですもの。
または、ウォーリーを探せや、ヒエロニムス・ボッスの大変に混雑した細密画の世界です。
そんなことを思っては、今更のプリミティブな感激に往来でニヤニヤしてしまう、今日この頃です。(ニヤニヤ)


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初雪が [一般]

インディアン・サマーで束の間の小春日和が続き・・・、昨日は一日中冷たい雨が降っていました。
こんなに降るほどよく水が空にあるなぁ、と思っていたところ。
今日、初雪になっていました。
ついに来たか・・・。
辛く厳しく長く美しくないトロントの冬が。

初雪が降る直前って、空がウミガメの生みの苦しみみたいに尖った寒さを搾り出す感じ。
一旦降ってしまうと、ふっと緩むんですけどね。
耳や鼻を抓り上げられるような風が吹き荒れていました。
もう、帽子が必要だよ・・・。

結婚記念日が近いので、これから一泊でキングストンにでも行って来ます。
Chez Piggy でご飯食べます。


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二日酔いで、夢を語ってみよう [一般]

画家であるマダム大家描きかけの、私の肖像画

さて、昨日は早々に昼間からシャンパンボトルを3分の2ほど空けてひとりで充分できあがっていたのに、さらに夜から飲みに出かけてしまいました。
昨今、昼夜を分たずワインの摂取量が飛躍的に増えており、妙に酒に強くなって来ていることを自覚しておりましたが、さすがに昨夜は飲みすぎた・・・。
何杯飲んだのか覚えていませんが、昼間のクレマと合わせてひとりで2本分くらい飲んだ計算になるのではないだろうか。
あまり食べずに飲んでいたのがよくなかったみたい・・・。
二日酔いです。

ある友人に飲んだ勢いで表現への情熱を話したところ、一晩中「君はまず、絵を描け!」と言われ続けました。
目の前で人が銃殺されるようなアメリカの地方都市で育ったIは、現在パリに住み、ずっと夢である映画制作の道を進んでいるのです。
そんな私も、一度はOLをしつつも映画制作の学校に通ったものでした。
何年も前のお話です。
多忙さと、肉体労働も含む底辺に甘んじなければならない辛く厳しい現実に、私は深い挫折を味わったものです。
しばらく映画の顔も見たくないほどでした。
Iは今も夢を追い続け、日々広告映像や写真撮影を収入源とし、傍らで友人と撮ったインディーズ・ムービーを自らのサイトにアップし続けています。

絵筆を置いてから10年以上経つ私には、容易にそれを再開することは難しいのです。
それでも、彼は容赦ないのです。
私は絵筆を再び取らない限りはIに会えないような気がしました。
ある夜せめてもの表現として、文章にて表現をしてみました。
それはごく個人的で短いものでしたが、始めの一歩としては充分ではなかったかと、私は思っています。
これでIに会えそうな気がしました。

先日、高校時代に好きだった同級生のギタリストが、なんと30歳にしてメジャー・デビューを果たしたというニュースが飛び込んできました。
ずっとギターの腕は並以上と言われつつ、アメリカが大好きでセッション放浪や現地バンドに参加したりなどもしていましたが、帰国後は地元の女性と結婚し、ギター教室の先生として生活していると聞いていました。
結局、そうなってしまうのかな・・・そう思ってから更に数年。
彼は上京し、ヴォーカリストと組んでシングルをリリースしていました。
そのバンド名も、高校時代に彼が好きだと言っていた古き良きアメリカの50年代を表現していた画家の名前。
PVでふざけている様子も、相変わらずでした。
曲は十代の女の子向けという感じですが、何はともあれ夢を実現させた彼。
結構、順風にやっているみたいなのです。
私も、凹んでばかり居られない・・・。
30代は、ずっとできなかった自分のための道を歩むのです。
表現と、精神の道ですよ。
ふふ、なんつって。

そう、昨夜はIが来ていたのです。
結局、お互いに適当なことを言っては飲んだくれていたのですけれどね。
「パリ滞在があと3週間?それだけあれば充分だ。君を画材屋に連れて行く」と言われました・・・。
ど、どうしてもパリで始めなきゃダメ?


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色んな色のオモチャ [一般]

オランダでの休日のことです。
世界中に散らばっているRの母方の親戚が集まって、郊外のコテージを借りて数週間滞在しました。
皆でお祖母ちゃんの91歳の誕生日を祝うためです。
Rはメンバー内でも若いため、一族にはもう次の世代がぞくぞく生まれていました。
3歳を筆頭に6匹!
白いのやら黒いのやらが、方々で走り回っており、大変楽しい。
しかも、遊び放題!触り放題!

↑この人物

しかし、私がすっかりとりこになってしまったのは、この新じゃがちゃんのような丸くて柔らかくて小さいこの人物。
義兄の次女のえみちゃんです。
毎日、この人物の姿を目で追い、階下で声が聞こえるといそいそと降りて行き、姿が見えないと妙に寂しい・・・。

これは、・・・恋?
クリスマスに会った時はまだベビーベッドに寝たきりで動く人形みたいだったけれど、もうあと少しで歩き出そうかというくらいまで育っていました。

↑この人物。これは私の腕。


まだ言葉も話せず、世界全体に靄がかかっていそうだけれど、何だか私になついてくれて、自分から寄ってくるんですーーーー
もう、めんこいぃぃ~~~
えみちゃん一家と別れてパリに来た今でも、ひとりえみちゃんの写真をプレイバック、PC画面のほっぺをつついています。

次に会った時には、お姉ちゃんのように立派に人格の備わったちょっぴり生意気な女の子になっているのでしょうねぇ。(ちょっとさびしい)

パリに戻ってから、暑さを理由に少々引きこもり気味。
特に予定がないからなぁ。
私、住処がそこそこ快適だと引きこもるクセがあるのよね。(汗)
後で公園に散歩にでも行こうと思います。


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TGVのファーストクラスにて、パリに向っています [一般]

格安の飛行機を使うより、断然電車が便利だとヨーロッパの住人達は口を揃えて言うのです。

今日の午後、カナダに飛び立つ夫と別れてアムステルダムの空港からパリに向うべく電車に乗ったのでした。
車内のクルーは皆、フランス人です。
久しぶりに聞くフランス語に、私はなぜかほっとしているのでした。
オランダ人がどうとか悪口を言うつもりはありませんが、まったく不案内な言語のせいだけでもないようなこの安堵感、今の私はフランスにより強い親しみを感じているようですね。
自分でもびっくり。(笑)

ファーストクラスにした理由は・・・・
実は私、ここしばらくちょっとした問題を抱えているのです。
それは、トンネルに入るたび、駅以外の場所で電車が速度を緩めるたび、慌てて自らの思考をこの話題から逸らすほどの恐ろしさ。
昔から多少片鱗を見せていた私の閉所恐怖症。
実際は閉所というよりも、「抜け出したいと思った時に自由に抜け出せない状況に在ることへの恐怖症」です。
以前は決して諦めなかったダイビングでの大海制覇のロマンへの野望も、ここへ来てぐらぐら揺らいでいるのですよ。
ダイビングは閉所恐怖症者には禁忌行為なのでー。

ここ一年の間に、軽いパニック発作の片鱗のようなものが数回あり、オランダでも特急電車の中で息が詰まるような閉塞感と過呼吸を覚え、それから長距離電車に乗るのが恐ろしかったのです。
もしひとりで4時間の乗車中にパニックに陥りそうになったら・・・。
一瞬、パリ行きも全て諦めて、夫に付いてカナダに帰ろうか、でもこの不安定な状態で12時間のフライトは逆にリスキーなのではないか、などと心が千々に乱れます。
というわけで、「高ければ快適だろう」と目玉が飛び出る一等車のコストを呑むことで、自分を精神的に納得する方向へ誘導して問題を解決するという作戦。

ファーストクラスの乗車料金は160.50ユーロ。
昨今の日本円の低迷のためもありますが、3万円近い料金です。
シートは広いけど2等の指定席とそんなに変らないような気がしますが。
飛行機のようにアルコールを含む無料の飲み物と食事が付くところは確かに違いますね。
電源はありますが、インターネットにはつながらないです。
座席がすべてプライベートなわけでもなく、速度はそもそも変わりませんし、料金対質を考えると個人的には2等で充分なように思います。

道程はこれまでは極めて順調、たまに頭がフワーッとして呼吸が早くなって来ると、深呼吸をしてワインを飲んでやり過ごすことに。
以前、ニュースでまったくの下戸とアルコール中毒の人は、「そこそこにお酒を嗜む」程度の人に比べて自殺率が高いのだと読んだことがあります。
人生、日々是、辛酸を舐めるが如し忍耐の積み重ねなのですね。
如何に気晴らしをして行くかが人生をやり過ごすための智慧であるようで。
帰宅後の一杯のビールが、どれだけ人の気持ちをほぐしているのやらわかりませんよ。
過剰なダイエットが引き起こす摂食障害のひとつである拒食症も、一種の鬱状態なのだと言います。
日に3度の食事を味わい、胃袋を満たすという行為がもたらす精神的な満足感を奪われると、鬱状態に陥りやすくなるのだとか。
食事を摂らないということは楽しみを奪われた人生ですよね。
脳内快楽物質の分泌量が普段に比べて格段に落ちるのですから。

とか何とか、御託を並べて気を紛らわせている私。
何とか乗り切っています。
発作の片鱗は見えません。


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兄弟を作りました [一般]

実家出発前夜、何をしていたかといいますと。

また帽子を作っていました。

ギリギリまで他の用事に追われて放置していたのですが、実は一作目を仕上げてから、気になる色合いの糸を見つけて、二弾目の製作に入っていたんです。

前より上手にできました。

兄弟。

ひとつ母においてきました。


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